PBXの構成
本当にざっくりというとPBXを構成する
① 局線
② 内線
③ 端末
④ PBXの中身(設定情報)
中で、②内線を記載したいと思います。
内線とは、皆様が実際に利用している電話機端末のことを言います。
内線の種類はいくつかあります。
1. アナログ内線
2. デジタル内線
3. IP内線
(ポイント)
接続する方法によって、内線電話機の種類が変わります。
それでは各内線について説明をしていきたいと思います。
1. アナログ内線
通常のアナログ電話機になります。
アナログは世界共通の仕様のため、NECのPBXでもAVAYAのPBXでもアナログ電話機であれば内線電話機として、利用が可能です。
家庭用の電話機でもNECやAVAYAのPBX配下で利用することが出来ます。
→ これがアナログのすごいところです。
→ ただしアナログ自体は、フッキング信号のみの制御しか出来ない為、機能面ではたくさんの機能を実装することが出来ません。
それで出てきたのが、デジタル電話機です。
下記の写真参照してください
2. デジタル電話機
現在におけるもっとも一般的な電話機種類になります。
接続方式: 2W(ツーワイヤ)/4W(フォーワイヤ)におけるモジュラー結線仕様になります。
複数の電話回線を着信できたり、電話会議が出来たり、共通保留機能(パーク保留)を持っていたりします。
電話機における給電は、PBXから行われるため、停電になってもPBXが活きていれば、電話が切れることはありません。
(現在は、停電対応用の電話機等も販売されています)
下記の写真内にて説明をしています。
3. IP電話機
デジタル電話機が2W/4W接続であったものが、LAN回線を利用して電話機を接続する方式になります。
LANの腺自体は、電話機における給電が出来ないため、給電出切るHUBを利用して接続するかもしくは、ACアダプターから給電する形になります。
給電HUBをPoE HUBといいます。(Power Over Ethernet HUB)
下記写真内において説明をしています。
内線はだいたい上記の3種類になります。
これはNECのデジタル電話機です。
一般的に一番よく利用されている電話機になります。
デジタル電話機の後ろを見ると、このような配線で接続されていることがわかります。
このような接続をモジュラー接続と言います。
現状はほとんどの方の電話機はこのような結線になっていると思います。
給電は、PBXから実施されますので、停電時でもPBXにて電源保持されていれば通話は切れることはありません。
昔の黒電話ですね
これぞまさしくアナログ電話機の原点です。
黒電話はダイヤルパルス方式です。
ダイヤルパルス方式とPB方式は、用語集をご覧ください。
アナログのモジュールを接続している写真です。
当社は、2つのアナログ電話機を会議室にて利用しているため、アダプタにて2回線を収容して利用しています。
NECのIP電話機です
見た目は、デジタル電話機と変わらないです。
違いは、線がLAN線を利用している点です。
NECのIP電話機がLAN配線にて接続されている写真です。
これは、POE HUBから給電しているため、ACアダプタを利用せずに、LANの配線内にて、給電しています。
PoE HUBの電源が落ちてしまうと、当然電話機も落ちてしまいます
メリットは、LAN配線における配線のみで、電話における配線を別途敷設する必要がないことがあげられます。
AVAYA電話機です
各メーカによって、ずいぶんと電話機のデザインが異なります。
参考までに掲載しました。これは、AVAYA電話機におけるデジタル電話機です。
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