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「米TIがIP電話の品質管理ソリューションを提供へ
anbxはこう考える
当たり前の話ですが、何かを改善するにも現状どうなのか?を知らないと施す策の効用が分かりません。
このソリューションは、ソフトウェアで自動的に IP の音声(パケット)の状況を把握し、制御までしてくれるというもののため、従来の人手の対応よりもタイムリーな品質改善効果が望めると思います。本当にどこまで音声品質改善が出来るのかはとても興味深いところです。
また、IP 電話サービス事業者からの要求事項を製品に反映したとしているとありますので、実際の IP システムの利用に即した改善策が施されているのだと思います。
IP 電話の世界になると従来の電話の世界に比べて音声(パケット)が経由する機器が増えますので、どこがボトルネックを起こすと、その改善策を実施するためには、いろんな要素を踏まえないと片手落ちの改善策になってしまいますね。
このソリューションでは、いろんな要素を過去に埋め込んだ多くの機器のチップから取得し、情報をたくさん集めた上で自動的に品質を改善するということでなるほどと思いました。まさに自動で賢くなるIQを持った音声品質改善を継続実施していくSolutionですね。
ただいつもいつも実感しますが、音は難しいです。それは聞く人によって感じ方が全く異なるので。例えば携帯電話の音は良いと思いますか?と聞くとおそらく半分の人は悪いと後は時々悪い。あまり気にならないという感じではと思っています。それだけ人の感じ方には差があります。だからそれを万人が良いと言えることは相当難しいのではないかと思っています。
今後 IP 電話がよりユーザー様に広がっていくと当然、従来の電話環境と比較するわけですから、品質面への要求も増えてくるものと思います。
弊社でもそのような技術を追いかけつつ、お客様に最適なソリューションをご提供できるよう、今後の各社の技術動向にも目を光らせていかねばと思う次第です。
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