普通の電話機です。
家庭用の親機と子機の電話もありますし、会社の机の上に置かれている電話機もあると思います。
ハードフォンは繋ぐ線で、種類が変わってきます。
繋ぐ線が・・・
1.アナログの場合(この線の形式をRJ11と言います)
アナログ電話機と言います。
普通皆様が家庭で利用している電話機もアナログ電話機です。アナログは給電されています。給電とは電気を供給されることを言います。線だけ繋ぐとアナログ電話は使えます。これはすごいことです。それも世界共通です。ですから、日本の電話機を例えばアメリカに持って行ってもヨーロッパに持って行ってもさせばつながります。これだけ汎用性が高いことがアナログ電話機の特徴です。
2.デジタル回線の場合
これは企業で利用しているケースがほとんどです。だいたいが、PBXを設置してその配下
でデジタルという線で電話機を接続します。このデジタルの線は、交換機(PBX)のメーカーによって仕様が異なっていることが特徴です。ですので、あるメーカA社様の電話機を別の交換機メーカB社様の配下で利用することは出来ません。そのためメーカ仕様によって機能面や使い方や利用方法が変わってくることになります。
なぜデジタル電話が出てきたのでしょうか
それは、アナログだけではまかないきれない(もっとお客様が色々なことを電話で実現したい)というニーズが出てきたからです。
例えば・・・
短縮ダイヤルや三者間通話(三者以上の場合もあるかもしれません)や自動転送機能等
そういった少し便利な(高度な)利用方法をしたい。
『わかりました。その機能を実現します』というのを可能にしたのが、デジタル電話機です。
3.IP電話
これは、RJ45というLANの線で接続する電話機のことです。
皆様がPCを線を差して利用していると思いますが、そのLANの線に電話機をつなぐことで電話が出来るようになります。
ここでは2種類のIP電話機を紹介したいと思います。
1.PBXの配下で利用するIP電話機
PBX配下でIP電話機として利用します。電話機で出来る機能としては、上記のデジタル電話機とほぼ同等な機能を持っています。
よく言われている優位性としては、今までデジタルの線の場合は、このデジタルの線を引くために工事をしないといけませんでした。
ところが、IP電話機の場合は、PCのためにLAN工事をしているため、その線を増設すれ良いため、わざわざ電話のための工事をしなくて良いというのが一番のメリットのように感じます。
2.LANに差してインターネットに接続出来る環境があれば、(場合によってはVPN等を利用しますが)、IPCentrexと言ってPBXを利用しなくても利用出来る形態があります。
これはPBXを設置しないため管理する手間が省けます。またPBXを購入すると保守という管理費用を取られることが多いため、その費用も掛かります。
またPBXはかなり専門的な知識が無いと設定が出来ないため、新卒が入った 新しい社員が入社した レイアウトを変更した というとその度毎に設定変更をしないといけません
。それが煩わしいと感じる方も多いようです。IPCentrexは、PBXほどの細かい設定は出来ませんが、WWWベースでお客様自身でも設定変更が可能になるという簡易性とPBXを購入して保守する必要が無いということで、注目され始めています。
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